地球は水の惑星と言われています。宇宙から見るとまるで青い宝石。動物も植物も水があるおかげで生きていけます。人間の体もほとんどが水分です。5日間水を摂らないと人は死んでしまいます。このように命と水は切り離すことができません。

幸いなことに日本は水資源に恵まれています。温帯の島なので雨がよく降り、地下水も豊富です。水質はほどよくミネラルを含む軟水。蛇口をひねればほぼすべての家庭で水が飲めます。外国の人が日本の水道システムに驚くのも頷けますね。

水道水は安全?

日本の水道水は厳しい安全基準をクリアしています。そういう意味では安心して飲めます。とはいえ基準値以下だったとしても、人体に有害な物質を含んでいます。以下のものは代表的なものです。

  • 総トリハロメタン
  • トリクロロエチレン(有機溶剤)
  • 農薬

3つとも発がん性物質で様々な病気の原因とされています。農薬に関しては海外より日本の基準は緩めなので気になるところですね。

水道水はおいしい?

水道水はおいしいかは人それぞれです。時々おいしい水道水の都道府県ランキングが発表されます。富山県、熊本県、長野県などは上位の常連です。東京や大阪は下のほうですね。沖縄は最下位に沈みがちです。

富山などは水源の地下水がおいしい地域です。ミネラルウォーターが蛇口から出てくる感じですね。私のいる大阪はずいぶん良くなりましたが、カルキ臭さは否めません。

注意点                 

  • 水道管の老朽化
  • 貯水タンクの汚れ

                                 

浄水場でキレイになった水は長い水道管を通ります。マンションでは水は貯水タンクに蓄えられます。その過程で水道水は劣化していくと考えられます。貯水タンクに動物の死体がなんて話もありましたね。水道管の汚れやサビも気になります。

何を選ぶ?

では水道水の他に何を飲めばいいのでしょうか?安全でおいしい水を飲む方法は、主に次の4つになります。

  • ウォーターサーバーを利用する
  • 浄水器を設置する
  • 天然水(ミネラルウォーター)を購入する
  • 湧水を調達する

いずれも水道水を直飲みするよりおいしいはずです。4つのジャンルに順位はつけられません。自分の生活に合わせてチョイスできますね。ではそれぞれの良い点と注意点を考えましょう。

ウォーターサーバー

近代型ウォーターサーバーは20世紀初頭に登場します。アメリカのルーサー・ホーズ氏(Luther Haws)の発明です。簡易な水を濾過する装置で、水はガラス瓶に入れられてました。80年代からはペットボトルの登場で利便性が高まります。

海外で「water cooler」や「water dispenser」と呼ばれていますが、提供される水は大きく分けて次の2種類です。

  • 天然水
  • RO水

注意 浄水型ウォーターサーバーは、自宅の水道水を利用します。


良い点

  • すぐに温水と冷水が利用できる
  • 粉ミルクを作るときに便利
  • 定額制で料金がわかりやすい
  • 水道水より安全で安心
  • 買い物が楽になる
  • 料理が美味しくなる

注意点

  • 毎月一定の料金がかかる
  • ボトルの受け取りが必要
  • 電気代がかかる

浄水器

砂や砂利を使った濾過システムは、古代エジプトにもありました。紀元前500年頃、布製の濾過フィルターが登場します。ギリシャの科学者ヒポクラテスの「ヒポクラテスの袖」です。

現在の浄水フィルターは格段の進歩を遂げました。不純物を取り除くのは次のような素材です。商品を購入する前にチェックが必要ですね。

  • 活性炭
  • 中空糸膜
  • 逆浸透膜(RO膜)
  • セラミック

参考 The evolution of the under sink water filter


良い点

  • 電気代がかからない
  • カルキ臭がなくなる
  • 省スペース
  • 比較的コストが安い
  • 買物が楽になる
  • 料理がおいしくなる

注意点

  • 取り付けできないこともある
  • フィルターは自分で交換する
  • それなりにコストはかかる

注意 水道の蛇口の形を要チェック

天然水

天然水(ナチュラルミネラルウォーター)とは何でしょうか?次の3つは似ていますが微妙に意味が違います。いずれも国は安全基準を定めています。

  • ナチュラルウォーター
  • ナチュラルミネラルウォーター(天然水)
  • ミネラルウォーター

ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む)をいう。)を原水としたものにあっては、「ナチュラルミネラルウォーター」と記載することができる。

引用 ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン

一般に天然水はナチュラルウォーターよりミネラルを含みます。天然水とミネラルウォーターとの違いは殺菌方法やミネラル分の調整など。上記以外はボトルドウォーターまたは水道水と分類されます。

参考 農林水産省の『ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン』


良い点

  • スーパーなどで手軽に買える
  • 塩素が入っていない
  • かき氷にするとおいしい
  • 水道水よりもおいしい
  • 飲みたい分だけ買えばよい
  • ボトル入りは持ち運びやすい

注意点

  • 原水の水質に依存する
  • 赤ちゃんにはミネラルやや多め
  • 塩素による雑菌処理はなし

湧水

地下水が、台地の崖下や丘陵の谷間などから自然に湧き出しているものを湧水と呼んでいます。湧出形態の違いから、主に「崖線タイプ」と「谷頭」タイプに分類することができます。

引用 東京都環境局

東京都は平成15年1月に、57か所の湧水を「東京の名湧水」と発表しています。(現在すべてが公開されいるわけではありません)ポイントは水質について、都が保証してはいないことですね。

全国には枯れることのない名湧水が沢山あります。中には何百年もの歴史を持つものも。無名であっても地域住民に利用されてる場合もありますね。

参考 全国湧き水マップ


良い点

  • 無料で利用できる所もある
  • 有料だとしても割安
  • 大量入手も可能
  • それぞれに味と歴史がある
  • 水道水よりもおいしい
  • 料理がおいしくなる

注意点

  • 水質は保証されていない
  • 水汲みに手間がかかる
  • 殺菌処理はされていない

まとめ

まとめますと、水道水のおいしい田舎に引っ越す以外に、おいしい水を飲む主な方法は次のとおりです。

  • ウォーターサーバーを利用する
  • 浄水器を設置する
  • 天然水(ミネラルウォーター)を購入する
  • 湧水を調達する

3つ目の天然水ですが、ボトル詰めされたおいしい水と思ってください。分かりやすくするためにミネラルウォーターも同じカテゴリーに入れました。

当サイトでは上記の4つのカテゴリーを軸に、おいしい水に関する役立つ情報を提供していきます。さらに水にまつわる面白いニュースも取り上げます。

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